【ポケモン剣盾S16】ペンドラーネクロ【最終2001-212位】
こんにちは、なおまると申します。
剣盾から対戦を始めたのですが、今回はじめて最終レート2000を達成できたので記念も兼ねて構築記事を書かせていただきます。
◆構築経緯
1.
かそくバシャーモ+アッキクレセリアのような相手を詰ませる構築が好きで、伝説ポケモンでも同じようなことができないかと思い、特殊日食ネクロズマを軸に構築を組み始めた。
かそくバトン要員は、バシャーモでは1かそくでザシアン達を抜けないためペンドラーを採用した。
2.
@1の基本選出枠として、対面性能の高い襷悪ウーラオスを採用した。
3.
バトン構築に対してカバルドンのふきとばしがキツすぎるので、ピンポイントメタでゴチルゼルを採用。
4.
このままだとカイオーガがかなりキツいので、ピンポイントメタで貯水ガマゲロゲを採用。
5.
最後の枠はシーズン終盤まで試行錯誤を続けたが、黒バドレックスにほとんど勝てなかったのでタチフサグマを採用して構築が完成した。
◆コンセプト
・かそくバトンを決めて日食ネクロズマで瞑想を詰み、3タテする。
・日食ネクロズマがどうしても勝てない相手にはメタポケモンで対応する。
◆個体紹介
日食ネクロズマ@弱点保険
性格:図太い
特性:プリズムアーマー
努力値:204(252)-x-196(252)-133(0)-130(4)-97(0)
技:ラスターカノン、アシストパワー、瞑想、朝の陽ざし
調整
・物理耐久ぶっぱ。
禁伝枠。この構築のすべてであり、選出率は100%。日食ネクロズマは竜舞型もかなり強いため、特殊型が警戒されないことがアドバンテージとなることが多かった。カウンターや物理受けによる対応などしてきた場合はイージーウィンを拾えた。
物理耐久にぶっぱすることで陽気悪ウーラオスの暗黒強打を半分程度で耐えることができ、襷だとしてもダイマックスして処理することが可能。ほとんどすべてのポケモンを起点にして瞑想を詰むことができ、何よりかそくバトンすることで上から朝の陽ざしを打てることが強かった。
技構成は鋼技をメテオドライブにしていたが、ウーラオスのカウンターが煩わしく、試合を落としてしまうことが多々あったため完全特殊のラスターカノンに変更。デメリットとしてミミッキュを一撃で処理できない、かいでんぱサンダーを突破できない、カイオーガへの打点が弱いなどあったが、トータルで見ると勝率は上がった。
環境トップに君臨するザシアンにひたすら強く、ザシアン軸にはほぼ負けないため、かなり高い勝率を維持することができた。
ペンドラー@ズアのみ
性格:臆病
特性:かそく
努力値:167(252)-x-121(92)-75(0)-89(0)-168(164)
技:鉄壁、まもる、みがわり、バトンタッチ
調整
・最速100族抜き。
かそくバトン要員。攻撃技がないためかそくバトンで使い切ることを意識した。基本的にはまもる・みがわりでMAXまで加速してから日食ネクロズマに繋ぐ。ズアのみを食べることでサンダーのダイバーン、ムゲンダイナやヒードラン等のかえんほうしゃをネクロズマで受けることが可能になっている。
初手まもるをすることでほぼすべてのポケモンに対して上から行動できるようになるが、相手がダイジェッターの場合はみがわりから入ってダイマックスターンを枯らす動きを取った。また、ダブルウィングやロックブラストに対しては初手鉄壁を打って無理やり攻撃を耐えてからバトンをした。
挑発で機能停止するため挑発持ちには慎重に立ち回ったが、総じてそこまで初手に挑発されることがなかったので今回はメンタルハーブの採用は見送った。
悪ウーラオス@気合の襷
性格:陽気
特性:不可視の拳
努力値:176(4)-182(252)-120(0)-x-80(0)-163(252)
技:暗黒強打、インファイト、不意打ち、カウンター
調整
・ASぶっぱ。
ネクロズマで処理しきれなかった際のスイーパーとして採用。基本的には最後に投げたが、相手にオーロンゲがいる場合はペンドラーへの挑発を嫌って初手に投げ、インファイトとカウンターで強引に処理する動きをとった。
襷を持たせたら対面では一番強いポケモンなのではないかと思う。
ゴチルゼル@風船
性格:図太い
特性:影踏み
努力値:117(252)-x-161(252)-115(0)-131(4)-85(0)
技:コスモパワー、癒しの波動、催眠術、挑発
調整
・物理耐久ぶっぱ。
カバルドンのピンポイントメタ。ペンドラーとカバルドンが対面したときに100%ステルスロックを撒かれるのでそれに合わせてゴチルゼルを投げて試合を終了させた。
カバルドンは基本的には攻撃技地震しかないので、挑発で相手を無力化する。地震のPPを枯らして悪あがきで自主退場しようとしてきたところに癒しの波動で相手のカバルドンを回復させてあげる(優しい)。試合終了間際に悪あがき自傷でカバルドンを倒すことでTODが完了する。コスモパワー6積みすれば悪あがきのダメージもミリにはなるが、念のため遅延できるように催眠術も採用している。
シーズン終盤ではカバルドンはそこまで多くなく出番もあまりなかったが、出番があるときは必ず仕事をして勝利に貢献した。
余談だが、はじめは風船→食べ残し&癒しの波動→アシストパワーにしていたが、風船&癒しの波動のほうがTODが確実になるため、途中で変更した。結果として、完全にカバルドン専用ポケモンとなった。技構成や持ち物次第でもう少し役割対象を広げられるかもしれない。
ガマゲロゲ@オボンのみ
性格:慎重
特性:貯水
努力値:212(252)-115(0)-96(4)-x-139(252)-94(0)
調整
・特殊耐久ぶっぱ。
カイオーガ受けとして採用。水技を無傷で受けてどくどくを入れたりステルスロックを撒くことが主な仕事。
すいすいアタッカー型が環境にかなりいるため見せあいの段階では貯水をそこまで警戒されない印象を受けた。カイオーガのダイストリームに合わせて出すことができればかなり有利をとることができる。
また、ネクロズマがヌケニンを突破できないのでヌケニンがいる場合は初手に投げてステルスロックを撒くこともあった。(厚底ブーツの場合は降参)
タチフサグマ@火炎玉
性格:意地っ張り
特性:根性
努力値:169(4)-156(252)-121(0)-x-133(252)-115(0)
技:叩き落とす、から元気、インファイト、ビルドアップ
調整
・ADぶっぱ。
最後の枠はシーズン終盤まで定まらなかったが、黒バドレックスにほとんど勝てなかったので、圧倒的タイプ相性を誇るタチフサグマに落ち着いた。副産物として特殊イベルタルにも少し強くなった。
黒バドレックスのゴースト技・エスパー技に後出しして、叩き落とすやビルドアップで相手の後続に負荷をかけた。
◆選出
基本選出→
・ペンドラーネクロで3タテ、こぼしたらウーラオスでスイープ。
カイオーガ軸→
・カイオーガの水技にガマゲロゲを後出ししてどくどくを入れる。
イベルタル、黒バドレックス軸→
・悪技やゴースト技にあわせてタチフサグマにバトンして、叩き落とすやビルドアップでアドバンテージをとる。
・物理イベルタルはペンドラーで鉄壁積んで、ネクロズマにバトンで処理可能。
カバルドン入り→
◆キツい相手
水ウーラオス
・水流連打によりペンドラーがみがわりできず、十分にかそくを積めない。
・見せあいで悪か水かわからんの強すぎ。
黒霧持ち
・諦め気味。ドヒドイデはダイサイコで無理やり突破可能。
・初手キョダイゴクエンされるとスリップダメージによりみがわり連打で受からない。
・ダイマ明けのブラストバーンでズアのみを食べてもネクロズマがワンパンされてしまう。
・最後の枠をバンギラスにすれば対応できるかもしれない・・・
・弱点保険発動後イカサマが受からない。
・ペンドラーで鉄壁を積めていればなんとかなる。
◆結果
TNサブロム(サブロムです)
最終レート2001
最終順位212位
◆感想
バトン構築自体が現環境に少なく、警戒されていないことが追い風になっていたと感じます。バトン構築は基本的に決まった動きをとることになるので、私のような対戦初心者でも扱いやすく良い結果を残すことができました。S17で竜王戦ルール最後となるので、残りも精一杯楽しみたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。何かあればTwitter@naomaru0526までお願いします。また、構築の動かし方についてyoutubeで解説していますのでそちらもぜひご覧ください。