なおまるポケモン

ポケモンのことを書いていきます。

AI Team Builder、それで勝って嬉しいか?

こんにちは、なおまると申します。

先日AIが構築を考えてくれるアプリ「AI Team Builder」のSV対応をリリースし、かなりの反響をいただきました。そんな中で賛否色々な反応があったので、私が個人的に思うところを書いていこうと思います。

 

 

AI Team Builderとは

AI Team Builderとは好きなポケモンを入力すると、それを含めた良い感じの構築をAIが提案してくれるというアプリです。

AI Team Builder

私自身こんなアプリあったら一生ポチポチするのになぁと思って開発しました。

実は剣盾の頃からありましたが、SV対応してからメディアに取り上げていただき、ありがたいことに利用者が大幅に増加しました。

まだ遊んだことがない方はぜひ一度遊んでみてください。

aiteambuilder.com

 

それで勝って嬉しいか?

アプリの存在がかなりのユーザへリーチしたこともあり、Twitte等で少し議論が起こりました。

 

「科学のちからってすげー!」

「それで勝って嬉しいか?」

「(批判的な意見に対して)強い構築でも100%勝てるわけではない」

ポケモン対戦で一番楽しい構築を考えるという行為をAIに任せる意味がわからない」

「初心者がまともな構築で対戦回数をこなすためには良いのでは」

 

素直に称賛してくれる声、批判的な声、それに対して反論する声。アプリ開発者としては議論が起こること自体嬉しい限りでした。私の意見をほとんど代弁してくださっている方もいたりしましたが、改めて私がAI Team Builderについて思うことを書いておこうと思います。

 

思考を放棄するツールではない

AI Team Builderについて様々な意見を見たときに私が思ったのは、このアプリは思考を放棄するツールではないということ。これは世にあるAIと名を冠するものすべてに言えることだと思っています。

便利な技術が世に溢れるにつれて人間に求められる能力は、いかに技術をうまく利用できるかだと思っています。「AIが言っているから」と盲目になるのではなく、人間が結果を吟味する必要があるでしょう。時にはAIの答えから閃きを得ることもあると期待しています。AI Team Builderはそんなツールになれば良いなと個人的には思っています。

 

一方で私が感嘆してしまった意見がありました。「対戦初心者は自走するためにまともな構築で対戦回数をこなす必要がある。まともな構築で対戦をこなすことで学びがあり、自走できるようになる。AI Team Builderはその一助となりうる」といったものです。

この意見は私のぼんやりした考えを見事に言語化しているなと驚きました。私自身剣盾で対戦デビューした頃は自分で構築を考えたいが、正しい道を進んでいるかわからず、四苦八苦した記憶があります。対戦に興味があるけど難しそう、という方の背中を押すようなツールになることができれば、それより嬉しいことはありません。

 

今後の展望

幸か不幸かSVでは目まぐるしくルールが変わるため、そのたびにAIを学習し直させてリリースしていく予定です。

その他にも何か面白いことができないかと常に考えています。相手の6体を入力するとテラスタイプを予想するAIツールというのを考えていましたが、精度があまり上がらないのとポケモンHOMEが解禁されたことを受けて、「ポケモンHOMEでよくね」と頓挫してしまいました。

こんなことできたら面白そうというアイディアがあれば是非コメントしてもらえると嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

automaton-media.com